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高森明勅
2019.5.31 06:00皇室

国民の務め

昨日のブログで、
皇室への「期待が一層膨らむ」と書いた。

そこで大急ぎで付け加えておきたい。
皇室に何かを期待する“前”に、先ず国民としてどうあるべきか。
そこに心を砕かねばならない、ということ。

天皇皇后両陛下をはじめ、
わが国の皇室が世界に誇るべき存在である事実は、
改めて強調するまでもあるまい。

しからば、国民はどうか。

誇るべき皇室に相応しい国民であり得ているのか、どうか。
そのことを反省しないで、皇室にばかりあれこれ“注文”するような
恥ずかしい真似はすべきではあるまい。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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